見た目戦略=魅せるチカラ

ネクタイビフォーアフター

スーツは、信頼と実力そして人柄を伝えることができる非言語コミュニケーションツールで、ビジネスで勝ち抜いていくための強い武器になります。そして、スーツやネクタイの色は、最強の「見た目」を創る際に重要になってきます。色のイメージや心理効果を知った上で、RPO(役割Role、地位Position、場面Occasion)に応じたご自身のキャラクラー設定や、価値観やメンタリティ、仕事との向き合い方などをはっきりと目に見えるカタチでアピールできるブランディング戦略をしていく必要性があります。

色で見た目戦略

スーツは、信頼×実力×人柄を伝えるコミュニケーションツールです。
見た目は、ビジネスで勝ち抜くうえで強い武器になります。

ここに如実に分かるデーターがあります。
アメリカテキサス大学、労働学の権威であるダニエル・ハマーメッシュ教授が、働く男女7500人を対象にした実験で、見た目と成功に関連性があることを主張しています。
この実験では見た目の良さが平均以上の人は平均以下の人に比べて生涯年収が3000万円高いことが分かりました。
また、魅力的な人は早く採用され昇進も早く社内での順位も高くなる傾向があることも分かりました。
「魅せるチカラ」
何気にスーツを着ていても、好きなネクタイを締めていても、何も相手には伝わりません。
見た目、つまり「こうしたい自分」「こう魅せたい自分」を意識することで、どのスーツを着るべきなのか、どのネクタイを選ぶべきなのかが自ずと決まってきます。

選ばれるための外見つくり

先日、開催いたしました「ネクタイで第一印象を創る」セミナー。
ネクタイを変えてみました。
いかがですか?
このように選ばれるための外見は、ネクタイを変えるだけでも、簡単にご自身の手で創りことができます。
これが「見た目戦略=魅せるチカラ」です。

魅せるチカラ

「見た目戦略」と言うからには、計画的です。
まずはどうご自身を魅せたいのか・・・
理知的に見せたいのか、フレンドリーに魅せたいのか、RPO(役割Role、地位Position、場面Occasion)によってアピールするべきご自分が変わってきます。
・セミナーで、壇上する時
・初めての方にお逢いする時
・クロージングで、契約をとりたい時
・異業種交流会でその他大勢に埋もれたくない時
その時々で、着るべきスーツの色、締めるネクタイの色が変わってきます。

色が決まったら、似合う色です。
赤のネクタイでも、いろんな赤色があります。
赤ワインのような赤もあれば、神社の鳥居のような朱赤もあります。
その方のお肌の色、髪の毛の色、瞳の色で、似合う赤色が違ってきます。
似合う色を見つけ出す手法があります。
それが、パーソナルカラー診断です。

見た目戦略の第一人者はケネディ元大統領

アメリカの若きリーダーだったケネディ元大統領は、このパーソナルカラーを使って色を選び自身をアピールすることに成功しました。
実は当初、若手のケネディ氏は、大ベテランのニクソン氏より劣勢とされていました。

この頃の1970年代、媒体に変化がありました。
ラジオからテレビへ、つまり、聴覚情報から視覚情報へと移っていきました。
ケネディ氏は、大ベテランのニクソン氏にはない、若々しさ・エネルギッシュさを目に見えるカタチでテレビを通じて、伝えていきました。
スーツの色、ネクタイの色、立ち振る舞いなどです。
討論会では、椅子の座り方、手足の使い方までも意識して存在感を出すと同時に、紺のスーツで若々しさをアピールし、議題に応じた色のネクタイをすることで影響力をも醸し出していました。
メイクもしていたと言われています。
一方のニクソン氏は、病み上がりだったらしく、無精ひげをはやしまま討論会へ。
やつれた様子で深くイスに腰掛け、大き目のグレーのスーツを着ていました。

最初の討論会の結果はとても顕著で、ラジオを聞いた人たちはニクソン氏に軍配を、テレビを見た人たちは、ケネディ氏に軍配を上げました。
次第にテレビ討論会が主流になっていく中で、ケネディ氏は、魅せるチカラを武器に、どんどん民衆の心をつかみ取っていき、大逆転で勝利をおさめました。

 

色からのメッセージ性

魅せるチカラ。
見た目戦略は、色彩戦略と言いかえても良いほど、<色>が重要です。

大統領のスーツ、何色でしょうか?
トランプ大統領、オバマ元大統領、いつも紺を着ています。
グレーのスーツを着ている大統領、思い浮かびますでしょうか?

政治家たちがグレーのスーツを着ない理由は、色効果にあります。
グレーには、控えめ、従順と言う色彩心理があるからです
どんなに説得力があるスピーチをしていても、相手の耳にはなかなか入ってこなくなります。

オバマ元大統領は
・紺色のスーツで、信用・信頼
・白のシャツで、正義感・強さ
・赤のネクタイで、行動力・積極性
を、アピールしました

色は目で見ているのではなく、脳で認識しています。
だから、色は相手の脳に訴えることができ、あなたの想いや魅力を伝えることができます

例えば、セミナー講師やプレゼンの時。
積極的な力強さをアピールしたい時は、赤色のネクタイ。

たくさんの方が集う懇親会。
会話を弾ませ、人間構築をスムーズに図りたい時は、黄色のネクタイ。

クレーム対応の時は、グレーのスーツで、青色のネクタイ。
服装の色から、キャラクーのイメージを創っていきながら、価値観やメンタリティ、仕事との向き合い方などをはっきりとアピールすることができます。
色は服装のみならず、会社のロゴ、看板、名刺に使う色でも、見えるカタチにして伝えていき、ブランディングしていくことができます。

色の与えるイメージ・心理効果

主な各色のイメージ、心理効果です。キャラクラー設定、ブランディング戦略などに有効活用できます。

エネルギッシュ、アクティブ、指導者、決断が速い、行動力、力強さ、上昇志向

冷静、集中力を高める、誠実さ、真面目、気品がある、リラックスさせる

注目させる、活力を与える、明朗快活、快活さ、フレンドリー、知的好奇心を掻き立てる

リラックス、エコ、安心感、緊張を押さえる、協調的、環境にやさしい

清潔感、潔癖、爽快感、神聖さ、目新しさ、正義感、理想主義

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